津波解析ハッカソン  in 小豆島 & オンライン

2020年9月1日〜3日

課題7 津波遡上に伴う陸域堆積物の形成

概要

 津波によって陸域に形成される堆積砂の形成メカニズムに関する水理実験結果を用いて,数値シミュレーションによる再現計算を実施し,堆積砂量の空間分布の再現性を検証する.

内容

課題の背景と目的

 津波堆積物は,津波来襲の履歴を知る上で直接的な証拠となるものであり,津波堆積物の形成過程を理解することは重要な課題である.さらに,津波堆積物の形成は,来襲津波の特性,地形の条件,堆積物を構成する砂の条件などにより影響を受け,最終的な堆積物として分布することになる.実験では,津波の入射条件,地形条件,砂条件を設定し,水平床陸上部へ形成される堆積砂量の空間分布と津波の水位と流速を計測した.

 本課題では,このような実験結果に対して,数値シミュレーションモデルによる津波堆積物分布の再現性について検証を行い,津波堆積物の形成過程についてデータに基づいた議論を行う.


実験条件図-1を参照)

比較方法

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図面

図-1 実験条件


図-2 固定床での水理量計測


図-3 堆積砂量の計測と比較方法